かしまし3人娘プラス1

蝉の横シマの入ったぽっこりした腹を見る機会が多くなった。


外に出ると、目の前を通過して足元にポトリと落ちる物体が・・・。何かと思って目をやると、仰向けになって「ジジジッ」といいながら足や羽を小刻みに震わす蝉。こんな場面に出くわすことが多くなったのだ。何も私の前に落ちなくてもいいのに‥。いくらのんきな私だって感じているよ、夏が過ぎ去ろうとしていることを‥。


小学生の頃、夏休みの宿題に追われた8月最後の3日間の気分を何故か思い出す。そんな気分で、この夏人気だったつば広の帽子たちをご紹介。


題して、夏のクロッシェ「かしまし3人娘プラス1」


かしまし1


華やかな方にもらわれていった長女(帽子の事です)


いつも長い髪の一部を後ろで束ねているその方の頭を美しく包むよう、パターンを引き生地を選定。皺加工してある生地にピンクの繊細なパールプリントが陰影をつくってお顔映りもバッチリ。共布のコサージュが華やかさを増しています。


かしまし2


物静かだけれど芯の強いしっかりしたお嬢様にもらわれていった次女です。


ブルー大好きな彼女が、木陰でひとり本を読んでいる姿を想像しながら作成。木漏れ陽に輝くリボン代わりのビーズたちが、彼女のはにかんだ笑顔を引き立たせます。


かしまし3


個性的な末っ子は自由奔放に人生を謳歌して、未だお嫁には行っていません!きっとこれからも・・・。


娘を手放したくない父親の気分とでも申しましょうか‥(^^;)実は私が被ってます。フロントの花模様にラメ刺繍を施した姿は、見ているだけでも元気になります。


 


かしましプラス1


小柄で物静かに見えるけれど、動き出したらパワフルな方にもらわれていったプラス1です。


なぜ「プラス1」かと申しますと、ちょっと違うDNAが混ざったのであります(^^;)?上の姉妹はブリム幅が共通なのですが、この子は小柄な彼女に合わせてブリム幅をぐっと縮めた事で、すっきりした印象になりました。ちっちゃくたって華やかさは欲しいもの。リボンにスパンコールをちりばめてメロンシャーペットのようなリッチ感を演出。ね、ちょっと美味しそうでしょ?!


以上、夏休み自由創作の宿題完成!(^^)v