誰かに話してみよう!心の内を。

祝日の朝からのんきにTVで映画など…。

2005年に公開されたジョニー・デップ主演の「チャーリーとチョコレート工場」。
今でも映画のカタログを大事に持っているほど、大好きな作品。
映画を観ながら帽子のスケッチをする楽しみも味わえる。

物語の舞台は、世界中で大人気のウィーリー・ウォンカ製チョコレート、その秘密工場だ。
孤独なウィーリー・ウォンカと、完全非公開のチョコレート工場に招待されるチャンスをつかんだチャーリーとの交流を描いている。
もう一つの舞台は、一年に一回しかチョコレートを買ってもらえない位貧乏なチャーリーの家。いや、こっちが本当の舞台なのかもしれない。家は見るからに傾いてボロボロだけど、おじいちゃん2人、おばあちゃん2人、そしてパパとママ、チャーリーの7人は貧乏でもとっても仲良し。

こう書くと、ベットに入る前の小さな子供への読み聞かせにぴったりな、静かで心温まる物語のようだけど、言わずと知れたティム・バートン監督の作品だ!
奇妙奇天烈な展開と映像で、謎の世界へグイグイと引き込んでくれる。

2005年の公開と同時に私も観に行った口であるが、奇しくも私が帽子を生業にし始め、帽子のことなら何をやっても面白かった頃のこと。この映画を観て、映像の面白さと帽子登場の多さに心躍らせたのは間違いないが、ストーリーがどういう結末だったかは覚えていなかった。

そして今、15年前とは違うウィーリー・ウォンカのシーンとセリフが心に引っかかる。

物語の後半、何もヤル気がなくなってしまった彼が、カウンセラーの前で言うセリフ。

『以前の僕なら、チョコレートのことだけ考えていれば楽しかったのに、今は何かが違う…』

そしてウィーリー・ウォンカは、カウンセラーに心の内を話すことで、自分で答えを見つけ出すのだが、果たしてその結末は?観てのお楽しみである。



さあ私も、誰かに話してみよう!今の心の内を。



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早く終息しますように!!