デニム工場見学ツアーレポート/サステナブルファッションってなぁに?(6/8)

2日目の見学スタートは、染色工場から

⭐︎浦上染料店さん

かつて薬屋で奉公されていた初代が染料販売を任され
起業されたことからスタートしたこの染料店さん。



「児島は硬水なので真っ白には染まらず、
色物や炭染・インディゴ染などの色の濃い染めが主流になった‥」などなど、
染色は化学だと認識させられる説明の数々。

大きな機材も、洗濯業者から買い取った大型洗濯機に大型乾燥機を使って
効率を図るなど、工夫がいっぱい。



どうしてこの工程が必要なのか?
どの工程も外せない理由を丁寧に説明していただける安心感。
草木染やオリジナル加工の相談にものって下さるとのこと。


持参した服を炭染して下さるとの事で、
旅の準備中、『染めてもいいものなんてないなぁ…』と思っていたら、
ダンナさんが押入れの奥からゴソゴソ。

出てきたのは、私が17年前ダンナさんに作ったパイル地ハンチング。
確か、子供向けのワークショップを開くときに被るからポップな色で!とリクエストされたもの。
『未だ取ってあったのね~⁈』と驚きつつも、結局このハンチングを今回持参することに。


それがそれが!
普段の洗濯では取れない汗染みがあったものの、
大型ランドリー機と職人さんの手加減による入念な洗いと染めの技術で、
渋くシックな色合いの炭色になりました!
ビックリ&大満足!


何でもサッサと捨てがちな私に対して、何でも大事に取っておくダンナさん。
いつも、捨てる捨てない、手放す手放さないで、微妙な空気に包まれる私達ですが、
今回はダンナさんの勝利!(別に競っているわけでは無いけどね)

とは言え、後生大事になんでも取っておいても使わなければ意味ないのです!
って、この話はまた別の話になるので、いつかまた。
いや、サステナブルに通じる話にもなるのか…???
いやいや、とにかく今回はここまで(汗)


ちなみに炭染と墨染は顔料が違い、炭染は備長炭を細かくしたものを使用との事。
温かみのある灰色に染まります。


旅はつづく

次回は縫製工場です。

投稿者プロフィール

かとうひろみ
かとうひろみ
北鎌倉とスナフキンが大好きな帽子屋です。