久々の会心作とは…

今日は久々の会心作が出来上がって大満足!
…といっても帽子の事ではない。
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電動ドリル片手にミシン台を完成したのだ。
そのミシン台のベースは家具調イーゼル。
油絵を描くのが趣味だった祖母が、もう25年以上前に
使っていたもの。場所をとって困っていたのに、捨てる
ことが出来ずにいたもののひとつ。私の家には、そん
な捨てられない思い出深いモノ達が、まだたくさん残っ
ている。
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念願のロックミシンを購入したのを機に、この家具調イ
ーゼルを利用してミシン台を創るアイディアがひらめい
た。ロックミシンを手に入れたのだから、どんどん帽子
を創ろう!とは一気に行かず、ミシン台を創ろうと思う
ところが私らしい。まずは環境創りである。
イーゼルのキャスター付きボックスの上に、うまくはめ
込める台の形を考えるところからスタート。使い勝手だ
けでなく、いつかイーゼルとして使う日が来ても簡単に
台を外せるようにと、立体パズルのような構造を考え
る。考えても考えても結局は実際にやってみないとわ
からない部分もあるので、ある程度での見切り発車。
これも私流。
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木材のカットは材料を調達したコーナンにお願いして、
大工仕事は組み立て部分から。電動ドリルとドライバーの
「シュイーン」と唸る音に私のガテン魂が躍り出す。
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形が出来たらペンキ塗り。その前に全体にサンドペー
パーをかけて表面をスムースにしておく。このひと手間
をかけるかどうかで仕上がりが全然違ってくるから、面
倒でもここは手を抜かない。お肌のきれいな人がお化
粧すると一層映えるのと一緒。さらにペンキは二度塗
りで、テカリと塗りムラを押さえた木目ステイン仕上げ。
刷毛さばきも好調だ。
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ペンキがしっかり乾いたら、イーゼルとの合体。知恵の
輪のように、微妙に角度を変えながらイーゼルに創っ
た台をはめ込んで、L字金具でしっかりと固定する。イ
ーゼルと台の接点は、傷がつかないようにフェルトを
挟み込むなど、「我ながら心憎い!」と自画自賛。
そんなこんなで、めでたくも完成したミシン台。完成の
喜びはひとしおだ。てなわけで、久々のブログ更新は
ご機嫌よろしく大工自慢。
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視線を感じて振り返ると、
『今度は帽子で会心作!と行きたいものですなぁ。』と、
これまた捨てられない思い出深いお人形さんが
私を見つめている。
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私の家の古いモノたちは、時に疎まれながらも、
私に多大なインスピレーションと創造力を与えてくれる。
そして時には発破もかけてくれる。
会心作が出来上るのも、彼らのお陰なのかもしれないと
ふと思う。
捨てるだなんて言ってごめんね。そして、ありがとっ!

投稿者プロフィール

かとうひろみ
かとうひろみ
北鎌倉とスナフキンが大好きな帽子屋です。