フランス帽子ツアーレポートVol.5

帽子博物館

とうとうたどり着きました、「帽子博物館」!

 

実のところ、片田舎の博物館と言う事で、それほ

ど期待していたわけではなかったのですが、その

充実振りには一同大満足(*^^*)v

 

時代別、デザイナー別、職業別など帽子のコレク

ションも豊富で、グレースケリーの被った白い頭巾

のような帽子も展示されていました。更に、ウサギ

の毛から型入れの帽子が出来るまでの大型の機

械や道具、職人さんの実演や映像など盛りだくさ

ん。おとぎばなしに出てきそうな小さな工房とサロ

ンが繋がったアトリエのモデル展示(ルーム)もあ

り、「いつかこんなアトリエを持ちたいわ~」と、皆

自分の夢を目の前に見せられたような乙女チック

な目をして眺めていました(*^^*)

 展示の様子





帽子博物館」のあるシャゼル・シュル・リヨンは、

人口5千人の小さな町。ウサギの毛を使った高級

フェルト帽の製造で栄えた町だそうです。しかし、

流行が変化した事で、1930年には28の工場に

2500人の労働者がいたのが、1976年以降は

販売店がひとつだけになってしまったとのこと。

『オーダーメイド的帽子の創り方は(技術やセンス

が多岐にわたって必要なレディースは特に)ほとん

ど消滅してしまった』と解説書に書いてありましたが

(なんと、日本語の簡単な解説書があるのです!)

『再び人々の関心を集めるようになってきています』

とも書かれています。

もっともっと関心が集まるといいですね!(^o
-)・・・☆

 デモストレーション








帽子好きにはたまらなく魅力的な「帽子博物館」。

内容も良かったけれど、そう簡単にはたどり着けない

最果て(に感じた)にあるというのも、魅力度を増すこ

とになるのかもしれませんね。

 

フランスから戻ってきて早1ヶ月。

日本での目まぐるしい日常に追われることで、帽子ツ

アーがはるか昔の事のようにも感じられます。

でも帽子好きに出会ったら、『リヨンの「帽子博物館」に

行ってきたんですよ~。』などとちょっと自慢げに話し出

している今日この頃なのであります。

満足まんぞく!(^^)v


           フランス帽子ツアーレポート・おわり

写真は上から~

・帽子博物館

・帽子のコレクション

・型入れのデモストレーション

 

    



投稿者プロフィール

かとうひろみ
かとうひろみ
北鎌倉とスナフキンが大好きな帽子屋です。