タンチョウの赤いベレー

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頭のてっぺんが赤いベレーのようだといわれるタンチョウ。日本では主に北海道に生息しており、寒い冬も阿寒町や鶴居村などで過ごすという。その頭のてっぺんの赤い部分、実は赤い肌が露出したものだそうな。
寒い冬にお坊さんやスキンヘッドの人が、無防備にその頭のままで外出するのは命を縮める程体を冷やす、という話を聞いたことがあるが、極寒の地で頭のてっぺんを地肌のままで過ごすタンチョウはさぞかし寒いのではなかろうか?!それなら見せかけの赤いベレーではなく、ホンモノの温かな帽子をタンチョウにつくってあげようではないか!と、そんな思いに駆られる今日この頃。
なぜにタンチョウなのか?は、後日又お話するとして、
今日は、タンチョウに会うために上野動物園へ。
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いつも帽子を作るときは、被って下さる方に直接お会いすることでその方の帽子のイメージが沸いてくるように、先ずは本物のタンチョウに会ってみないことには始まらない。
タンチョウのいる庭に近づくと、求愛のダンスの真っ最中。
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クルゥークルゥー、クワァークワァーとそれはそれはけたたましい声が響き渡る。大きく羽を広げて羽ばたく姿は、写真で見たときの澄ましたイメージとはかけ離れ、あまりの迫力に思わずのけぞってしまったくらい。やはり実際に会ってみないと判らない。
よかった、会えて!
タンチョウとの対面も無事済ませ、動物園内を一回りしていると動物園ホールにタンチョウをデザイン化したマークを発見。
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シンプルなデザインに赤いベレーが効いている。
帰りはアメ横で美味しいお寿司に舌鼓。お腹いっぱいになってお店を出ると、なんと向かいの居酒屋の素敵な看板絵にもタンチョウが飛んでいるではないか!?
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あぁ、お腹だけじゃなくて目も心も満足!
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タンチョウさん、素敵な帽子が出来上がりそうですよ~(^^)