帽子いっぱいに想いを込めて2
同じ形の帽子でも、生地によって全く表情が変わる。
中でも手織り生地の存在感は別格だ。
糸の選び方や色味や模様の配置、そして織り方だけでなく、触れたときの感触までもが、その生地を織った作家さんそのものだから、帽子の形やディテールはシンプルに限る。
今回作らせていただいた帽子の生地は、
織物作家まいかさんの作品。
お世話になったおじさまおばさまへのお返しにと、まいかさんご自身がお二人のために生地を織り、それを帽子に仕立ててプレゼントするという粋な計らいだ。
時間をかけてていねいに織られた生地は、絹や綿麻などさまざまな素材と色そして織り方が交じり合った、深みと温かみのある生地。
はっきりした色の組み合わせなのに柔らかそうに見えて、触ってみるとやはり思わず抱きしめたくなるような、まるで子犬か子猫のようなふんわりとした感触。
作り手の人柄が伝わってくる。
そして私は、帽子いっぱいに想いを込める。
おじさまおばさまにちゃんと、まいかさんの想いが届きますように。
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