お雛様と烏帽子(えぼし)

もうすぐひな祭りですね。
我が家もお雛様を飾りました。
以前、我が家のお内裏様は烏帽子(えぼし)をかぶっているので庶民派だった!という話を書きましたが、
【お内裏様の帽子】
https://boushigoya.com/2021/03/03/ohinamatsuri/
今年は他の烏帽子も気になり始めた私です。
どれどれ?
よ~く見ると、お役目毎に帽子が違っているではありませんか!!
特に気になるのは、イカみたいな形の烏帽子をかぶった5人囃子の君たち。

早速調べてみると…。
そもそも烏帽子(えぼし)とは公家や仕える人たちの日常のかぶり物。
基本形は黒くて高さのある「立烏帽子」(たてえぼし)。
その立烏帽子にも、階級や職種、時代の流れや髪形の変化などによって、色々なバリエーションが生まれたそうです。
平安時代は丈の高いものだったものが、
鎌倉時代以降には上部を折り曲げたり高さが低くなったり、
そして室町時代には前面に三角形を作る折り方が流行したそうなのです。
その名も「舟形の侍烏帽子」。
まさにこれだ~!
私が求めていたイカを頭に載せたような烏帽子は、「舟形の侍烏帽子」だったのです!!
こんなこともちゃんと考えて作られている我が家のお雛様。更に愛しさが増したのでありました💓

そしてもう一つ思い出したのは、昨年「鎌倉殿の13人」の大河ドラマ館に行った時のこと。



大泉洋演じる源頼朝が被っていた立烏帽子に対して、小栗旬演じる北条義時が被っていたのは古式の侍烏帽子だったということ!
1年経ったひな祭りにやっと繋がって腑に落ちたのでありました💓
※参考「冠と烏帽子」
http://www.kariginu.jp/kikata/2-2.htm
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