10/29開催!60年に一度の北鎌倉の祭礼「洪鐘祭」


大晦日の夜、紅白歌合戦が終わる頃になると北鎌倉の谷戸に響きだす鐘の音。あちらこちらから聞こえてくるようでもありますが、我が家に一番近いのは北鎌倉駅からすぐの円覚寺の鐘の音なのでしょう。私がまだ子供だった頃、父に連れられて除夜の鐘を突きに行ったこともありました。そんな身近な存在の鐘のお祭りが、10/29(日)に行われます。

「洪鐘祭(おおがねまつり)」
なんと、60年に一度の例祭です。

時は1301年、第9代執権北条貞時によって円覚寺の梵鐘は作られました。
鋳造は2度も失敗も重ね、貞時は江島にこもって祈りをささげ、弁財天の啓示を受け、やっと鋳造が完成したのです。

その完成を祝って円覚寺と江島神社が共同で神事・仏事を行い、儀式に併せ、北鎌倉は山ノ内の村人が洪鐘弁財天を祀って盛大にパレードをしたのが洪鐘祭の始まりです。

その後60年毎に行われてきた洪鐘祭。



今年も、太鼓や神輿(みこし)、お囃子(はや)、稚児行列など、全長約300メートル、参加者は約1千人に及ぶ華やかな行列になるとのこと。チャルメラが鳴る江島神社の「唐人行列」のほか、天狗(てんぐ)、おかめ、布袋などの面を着けた「面掛(めんかけ)行列」もあるそうです。

実は、その面掛行列の頭巾を、帽子小屋で作らせて頂きました。
なんともありがたいご縁です!



衣装合わせや、撮影も済ませ、後は当日を待つばかり。

いやいや!!
地元の実行委員さんを始め、当日の為の進行裏方さんや着付け担当のスタッフさんなどなど、まだまだ気の抜けない準備真っただ中です。
私も当日は微力ながらお手伝いの予定です。


行列は午前中のみですが、円覚寺内では午後は野外コンサートなども開かれるそうですよ。

どうか当日お天気に恵まれますように!!


★洪鐘弁天大祭りオフィシャルサイト
https://oogane2023.jp/

※10月29日(日)午前9時30分~12時30分
鎌倉街道「八幡宮三の鳥居前~小袋谷交差点」間は車両全面通行止めとなります。


※お祭り当日は相当な混雑が予想されます。
洪鐘弁天大祭は次の60年にわたり、地元の子ども達の積極的な参加を期待しています。
安全面を考慮して、ご来場はお控えいただき、代わりにWeb配信を予定しておりますので、ぜひご覧いただけますようお願い申し上げます。(実行委員会より)