デニム工場見学ツアーレポート/サステナブルファッションってなぁに?(2/8)


「そもそもデニムってどんな生地?」
何となくわかっているつもりだったけれど、意外と知らないことだらけ。

デニムとは、インディゴ染料で中白に染めたタテ糸と、
染色していない白い糸をヨコ糸に使用した綾織りの生地のこと。
糸の並びが斜めに見えます。
中白のタテ糸は、ロープ染色という方法で染めているため、
糸の中心が染まらないのが特徴です。

もともとは藍(天然インディゴ)を使って染色されていたけれど、
1900年代に安価で扱いやすい合成インディゴが開発されて、
現在はほとんどが合成インディゴ染めとのこと。


次の質問は
「デニム&ジーンズと言ったら、なんで児島(岡山)なの?」

ジェーンズの歴史から始まって、
児島での産業の変遷がビジネス書的にまとめられた
「日本ジーンズ物語」。
この本、中々面白い!

乗り物に乗ったら、いつでもどこでもすぐに寝てしまう私だけれど、
今回は凄い集中力で一気読み!
まぁ、いつものごとく、
ギリギリにならないと力を発揮しないということなのだけれど‥汗


話戻って、2番目の質問
「デニム&ジーンズと言ったら、なんで児島(岡山)なの?」


児島での産業の変遷を要約するとこんな感じ。

・児島湾の干拓

・塩田として栄える

・製塩技術の進歩による塩田の衰退

・塩を含んだ土地でも栽培できる農作物は何か?

・綿栽培だ!

・織り・染めの技術も発達

・絣(かすり)・真田紐・足袋の産地に

・そして、学生服の一大生産地に!

・合成繊維の輸入により、綿による学生服産業の衰退

・アメリカではゴールドラッシュ!
金鉱労働者の間でジェーンズが爆発的大人気に!

・児島繊維産業の生き残りを賭けて、ジーンズに挑戦!

・日本国産ならではの織り染めの技術を活かし、更に技術を高め、
デニム&ジーンズの一大生産地として繊維産業の再生を計り、
現在に至る。



よ~し!スタディツアーにふさわしい滑り出し(^_-)-☆

あっという間に福山に到着です。

↑駅出たら目の前に福山城。あんまり近いのでビックリ!

旅はつづく

投稿者プロフィール

かとうひろみ
かとうひろみ
北鎌倉とスナフキンが大好きな帽子屋です。