デニム工場見学ツアーレポート/サステナブルファッションってなぁに?(3/8)

福山駅に集合したら、いよいよデニム工場見学ツアーのスタートです!
しばし、バスに揺られて移動です。


先ずは、紡績(原綿から糸を作る)工場から。

1枚の洋服が作られるのに、大抵2〜3カ国以上経由して完成すると言われていますが、
ジーンズもしかり。
国産デニムと言っても、綿花の栽培は国内だけではとてもまかなえないのが現実です。

紡績工場は、世界各国から輸入した、圧縮されたを原綿をほぐすところから始まります。


カイハラ株式会社さん

繊維産業は各会社ごとの分業がほとんどの中で、
紡績、染色、織布まで1社で賄える設備を持った、
国内シェア約50パーセントの大手デニムメーカーです。



工場見学には帽子マスト!との事で、
私はいつものHIRORIN-BOWデニムベレーを被って参加です(^^)v



ほとんど無人の工場の中で、大がかりな機械と設備が整然と並び、
綿から糸に変化しながらクルクルと巻き取られていく様に、
こんなにたくさんの糸が毎日作られ世界に出荷されているのだ!と、圧倒されます。


工場内はほとんどが撮影禁止でしたが、この染めの工程だけは撮影OKを頂きました。


右手前斜め縦に伸びる”うどん”のように見えるのが糸の束です。
その左に見える緑の糸の束は、インディゴ液に1回浸かった色、
そしてその又奥に見える青い糸の束は2回目…と、
糸がWの文字を反対から描くように上下しながら、
下にあるインディゴ液のプールに浸かっては次に空気に触れ、
浸かっては空気に触れ…を繰り返し、
どんどん色が濃くなっていくロープ染色の機械です。


染の工程で大量に使う水の汚れを、一切外に出さない排水処理施設を持つなど、
環境への配慮も整っているとの事。



見学の後は、インディゴ染め体験です。

バンダナサイズの白い生地を、ゴムや糸で縛って、
インディゴの液に2~3回漬けては引き上げ、最後に水洗いします。


機械はすごいけれど、やっぱり手作業は楽しい!



旅はつづく

次回は、織布(布を織る)工場です。

投稿者プロフィール

かとうひろみ
かとうひろみ
北鎌倉とスナフキンが大好きな帽子屋です。