幻の「帽子小屋」at ログハウス
この場所で月に3日間だけオープンの「帽子小屋」をスタートしたのは2009年。
5年間続いたこの場所を、先日終了した6月の「帽子小屋」で卒業しました。
新たな「帽子小屋」のための第一歩です。
オーダーメイドを中心とした帽子創作でお金を頂くようになったのが2005年。
それから4年ほどたって「帽子小屋」がスタートしました。
その頃は、打ち合わせやお渡しの場所探しに苦労していて、そのたびに何処の喫茶店がいいか?とか、頭を悩ませていたものです。
どこか拠点となる場所を持ちたいと思っていたものの、月に数日程度で自由に使わせてくれるなんて条件に合うところはなかなか見つからず…。
そんなある日、古くから仲良くさせて頂いている「香り仕事」の嶋本さんに相談したところ、
『うちのログハウスを使ったらどうかしら。』と思いもかけない有難いオファーを頂くことになったのです。
そんな風にしてスタートした「帽子小屋」。
オーダーの打ち合わせやお渡しだけでなく、
お茶会をしたり、帽子教室や作品展を開いたりと
その度に沢山の方が立ち寄って笑顔を見せてくれました。
帽子のお渡し時に撮らせて頂く写真のバックとしても、お客様を引き立ててくれる抜群の空間でもありました。
先日の帽子教室の生徒さんは、初めてご自分で作った帽子をかぶってこんな風にポーズを取ってくれました。
ご本人いわく、『私、不思議の国のアリス!』…そんな気分にさせてくれる場所でもあります。
まったく帽子に興味がなくても、フォトジェニックな小屋の外観に、「可愛い~!」と歓声をあげてカメラを向ける方もいっぱいいました。
もちろん誰もいらっしゃらない日も多々ありましたが、帽子が並ぶ小屋の中で、赤と白のダイヤ柄のカーテン越しに緑を眺めていると、不安どころか幸せな気持ちになっていたものです。
それは、単に私がノーテンキなだけではないと思うのです。
そう、場所の力。この小屋の持つ魔力。
ある日、迷い込んだように「帽子小屋」に訪れて、しばらくおしゃべりを楽しまれたお客様が、『ここは、導かれた人だけが来られるところね。』とおっしゃたこともありましたっけ。
5年たつとはいえ、まだまだ地元の方でも「帽子小屋」の存在を知らない方はいっぱいいらっしゃいます。いえ、ほとんどの方が知らないはず。
いやいや、実は本当に幻だったのかもしれませんね(^o-)・・・☆
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