コノハチョウと木の葉帽
ベロアの生地を一枚の木の葉に見立てクロッシェを創った。トップクラウンの6枚はぎの5枚を茶色いウールの生地で、残りの1枚をグリーンのベロアにしたのだ。
木の実に一枚葉が付いている様子、または、狸がドロ~ン!と美女に変身するために木の葉を一枚頭に乗せてる様か。
木の葉の部分に使ったのは、前回登場のピラカンサに同化したクロッシェで使ったベロアの生地。どうやらこの生地は、擬態に縁があるらしい。
なぜって、よ~くこの写真を見て欲しい。帽子の左上に見える茶色の木の葉、実は「ちょうちょ」なのである。
調べてみたら、「コノハチョウ」。羽を閉じると、まるで茶色い枯れ葉のような風情。色だけじゃなく、輪郭の切れ目が縮れた枯れ葉の雰囲気をリアルに演出している。でも、羽を広げて飛び立つと、その内側は美しい山吹色のグラデーションが鮮やかに舞う、それはそれは美しい蝶なのだ。残念ながら、その飛び立つ姿の美しさにうっとりしているうちに、シャッターチャンスを逃してしまったのだが・・・。
木の葉帽とコノハチョウが一枚の写真に納まるなんて出来すぎの気もするが、これは何かのメッセージに違いない。
そう!コノハチョウ同様、この木の葉帽を被ったら、たちまちその人はすれ違う人を魅了する魅力的な女性になっちゃうとか・・・。だったらステキだね(^^)
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