シブダン+甘さでいこう!

春から夏にかけて、シニア&シルバー世代のおじさまから帽子のご依頼を頂く機会に恵まれた。
どの方も、その豊富な人生経験と、それぞれお持ちの人生哲学が個性豊かで魅力的な面々だ。
シリーズ化してじっくりお話を伺う機会が欲しいくらい。
しかし、ご自分の歩いてきた道に自信をもって、貫録を纏い、今も前向きに人生を謳歌している方であっても、「僕は帽子が似合わないんだよ…」とおっしゃる方が多い。そして、そう口にされた方のほとんどが、少しのミスで100点を取ることができなかった子供みたいにちょっと唇をとんがらがす。
でも、本当に似合わないのだろうか?

私はよく、『帽子は慣れですから、恥ずかしいと思っても とにかく3日続けて被って下さい。』とお話ししている。
わかりやすい実例はないかと良く考えてみたら、「制帽のある職業の人に、帽子の似合わない人がいない」ということにたどり着く。
郵便屋さん、お巡りさん、コックさん、水兵さん…どんな人でも毎日制帽を被って働いている人に、その帽子が似合わない人がいないことに気づくはず。そして、その帽子がその人のイメージを作り上げていることも。
だとしたら、なりたい自分をイメージしたサイズピッタリの帽子を被りさえすれば、似合わないはずはないのである!

さて、オジサマたちのなりたい自分は、なんだかんだ言いても「カッコよくモテモテであること」!
そうでなくっちゃ!
私が思うモテモテの形は、シブダン(渋くてダンディー)だけど、隙がないほど決めすぎではなくて、どこか甘さが感じられること。それぞれの方が本来持つ甘さを、どう引き出せるかに心を砕く。
さて、効果のほどは如何に…?
その前に、まずは恥ずかしがらずに3日続けて被って下さいね~
(^^)
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