いだてん！帽子を脱いだらいかんとたいッ‼️

色々な話題で目が離せない
NHK放送の「いだてん～東京オリムピック噺」だが、
帽子屋の私としては登場する帽子達に毎回興奮である！
いだてん公式サイト：
https://www.nhk.or.jp/idaten/r/
第12回放送「太陽がいっぱい」ではストックホルムオリンピックでのマラソン競技シーンで参加選手の帽子に釘付け‼️
ほとんどの選手が白いコスチュームに合わせて白い帽子を被っていたが、キャップからハンチング、キャスケットにクロッシェ、マリンキャップ、格子柄のストローハットの選手もいたし、バンダナの端を結んだだけの選手もいた。とにかく、帽子図鑑を見ているような各種帽子のオンパレード！！
そして、主人公の金栗四三(かなくりしそう)が被っていたのは「ニュースボーイキャップ」。
ハンチングとキャスケットの合いの子のような形。
ハンチングと
D9FC439D-A499-43D6-AB60-3E91484DA180
キャスケットは、日本では別物のように扱われることが多いが
822AE6AC-9A07-483E-8A7A-91F1B1C1CFEC
欧米ではハンチングのトップを何枚かの生地を剥いで膨らませた形のものをキャスケットと呼んでいるそうだ。
シャープなイメージのハンチングに対して、キャスケットは丸みのある優しい形が愛らしい。とは言え、剥ぎのパターンの形や素材によって男性的でタフなイメージを演出できるのもキャスケット。
欧米では新聞配達員が被っていたのでキャスケットのことを別名「ニュースボーイキャップ」とも呼ぶというから、金栗四三が被っていたのは「走る！」という共通点からしても「ニュースボーイキャップ」と呼ぶのがふさわしいだろう。
1912年のこの時代、日本でこの帽子を手に入れることが出来たのか？現地調達なのか？などなど、足袋の話も興味あるけれど、帽子の事も気になってしょうがない(^ ^;)
想い募って、四三に被って貰いたいニュースボーイキャップを作ってみる事に！
基本のキャスケットの形から切ったり貼ったりしながら思い描くニュースボーイキャップのパターンをつくる。

生地は通気性の良い麻。
日差しが目に入りにくいようにブリム(ツバ)は少し長めに。
帽子を脱いだ時折り畳んでポケットに入れられるようにブリム芯は柔らかめに。
そして気分が上がるように&ちょっと気持ちほぐれるように可愛らしくチェーンステッチで刺繍も施してみたりして…。
四三さん、気に入ってくれるだろうか？

それにしても四三さん、
あ～あ～あ～あ～
炎天下、帽子を脱いだらいかんとたいッ‼️
#帽子 #帽子大好き #帽子作り #帽子教室 #帽子小屋 #北鎌倉 #いだてん #NHK #日射病予防に帽子を被ろう #ニュースボーイキャップ