盲導犬ユーザー受入れ・接客セミナーを受けてみました。  

帽子小屋でのワンちゃん受入れは、
基本マナーがしっかり身についていて、
他のお客様の迷惑にならない場合のみ
お受けしています。

もちろん盲導犬は受入れOKとはいえ、
一般のワンちゃんと盲導犬の扱いに
違いはあるのだろうか?という疑問から、
このセミナーを受けてみる事にしました。



実は、
私の義兄が盲導犬のキャリアチェンジ犬を
引き取るという活動をしているので、
盲導犬について少なからず興味がある
という事も、受講した理由のひとつです。

義兄の愛犬キシン


キャリアチェンジ犬とは、
盲導犬の訓練を受けたものの、
なんらかの理由で盲導犬になれず
進路を変更した犬の事です。

人懐っこすぎてどうしても過剰に
人に甘えてしまったり、
吠え癖がどうしても治らなかったり、
性格的なものもありますが、
身体的な理由もあります。


義兄の愛犬キシンは、性格は穏やかで、
吠えた声を聴いたことが無い位おとなしく
飼い主の指示をじっと守ることができる
それはそれは憎めないヤツ💓なのですが
身体的な理由から盲導犬になることが出来ませんでした。

それは、下あごが少しだけ短いばかりに、
よだれがたくさんこぼれてしまうという事。
伏せの姿勢で待つことの多い盲導犬にとって、
よだれで床を汚してしまうことはNGです。
そのよだれのせいで、視覚障害の方が
滑ったりしては大変ですし、他のお客様にも
迷惑がかかる可能性があるからです。

これ程厳しく細やかな基準と訓練を経て
盲導犬になることが出来た犬は、
まさに視覚障害者をサポートするプロなのです!

今回のセミナーでは、
盲導犬は道案内をしているのではなく、
リードしているのは視覚障害の方であること、
盲導犬はあくまでも曲がり角を教えたり
障害物や段差を教えるという、
視覚的補助に徹しているという事を
改めて知りました。

まだまだ盲導犬受け入れ拒否にあうことも
多いとのことですが、
既に一定以上の従業員がいる民間事業所の
盲導犬受入れは義務化されているとのこと。
今後どんどん受入れが当たり前になっていくことでしょう。

今回のセミナーでは、視覚障害者への
接客サポートについても動画で具体的に教えてくれます。
知っているだけでも盲導犬や盲導犬ユーザー
受入れに対する及び腰の気持ちが緩和されると思います。

今後飲食店向けセミナーも予定されているのでお勧めですよ。
https://www.moudouken.net/news/article/page_584.php

そして、今回のセミナーの中で、
私が特に『そうだったよね⁉』と
納得した部分がコレです!

<盲導犬への接し方>
盲導犬はお仕事中です!
気を引くことはしないで下さい!

× 犬に触る
× 犬に声をかける
× 犬の目を見つめる
× 食べ物を与える
◎ 見守ってください!

そう!彼らはお仕事中なのですから!

仕事中に「おやついかが?」なんて
美味しそうなケーキを目の前に出されたら、
私だったら仕事中断しちゃいますけど、
盲導犬はそうはいかないですものね ⁉

ありがとう!盲導犬君💓
これからもよろしくね!

公益財団法人 日本盲導犬協会
https://www.moudouken.net/knowledge/