フランス帽子ツアーレポートVol.3

シャトーホテル庭







リヨンでの宿泊先は中心地から更にレンタカーで

約2時間、いや、道に迷ったので結局たっぷり3時

間進んだところにあるシャトーホテル、「ドメーヌ・

デ・セコイア」。周りは牧場に囲まれ、ハリネズミや

ロバや羊に出会える自然豊かな場所。ちょっと薄

汚れたパリを通過してきた私たちの緊張がゆっく

りとほぐれていくのを感じるほど、のどかな風景、

澄んだ空気。到着したのは夜の8時過ぎだったけ

れど、まだ外は十分に明るいので、夕食前に屋外

散策を少し楽しむ事に。実際10時位まで明るくて

まだまだこれからと言う感じ。

シャトーホテル室内








昔納屋だった建物を改装してモダンな内装に仕上

げられた部屋は、ベッドやバスが庭から丸見えだ

ったりして、ちょっと恥ずかしい。と言っても、庭か

ら部屋を覗くのは、ウサギかハリネズミくらいでし

ょうが・・・(笑)


夕食はホテル併設のフレンチレストランで豪華に

コース料理。みんなドレスアップして、私の頭には

もちろんカクテルハット。地元で作られたというワ

インを注文し、否が応でも気分は盛り上がります。

料理は、グリーンアスパラガスのコールドスープ・

子牛のロースト・フロマージュ・サラダそしてデザ

ート。しかし、最初の濃厚なコールドスープ、とって

もコクがあって美味しいのだけれど、早くもこれだ

けでお腹いっぱいに。いやぁ、「帽子博物館」を求

めて遥々ここまでやってきたと思うと、胸がいっぱ

いになっていたのかも・・・?それでもなんとかデ

ザートまでたどり着いたのは夜中過ぎ。皆ほろ酔

い気分&お腹ポンポンでそのままベッドへ。


毎日がこんな感じだという美食家のフランス人、

貪欲に人生を楽しむ術を心得ている証でしょう。

ソフィア・コッポラが監督した映画「マリー・アントワ

ネット」の美しくも破廉恥なパーティーシーンを思い

出します。そして、衣装、髪型、帽子たちをも!

 シャトーホテル近所





明日もここでのんびりしていたい、ロバやハリネズ

ミと戯れていたい、という気持ちもいっぱいあった

けれど、『目的を見失うなかれ!』

次の日は「リボン博物館」経由で、いよいよ「帽子

博物館」です。