おとぼけ帽子
まだまだ寒いけれど、確実に春は近付いてきている。お日様の光が少しまぶしく感じるようになったり、木や草の芽のふくらみに目が留まるようになったり・・・。
帽子を作るようになって暇さえあれば覗くようになった生地屋さんでも、明るい色や薄手の生地に心惹かれるようになってきた。いくら、厚手の上物ウールがセールになっていても、欲しいと思うのはやっぱり春物。夢も膨らむのです。
この帽子が出来上がった時は、まだ冬はこれからという季節だった。もらわれていったこの帽子は、それからというもの毎日のようにその持ち主の頭の上にいたようだ。現に、エッジのきいたカッコよさは影を潜め、よれっとしたとぼけた表情の帽子になってしまった。そろそろ、やさしく手洗いして、お休みさせてあげましょう。お疲れ様!
投稿者プロフィール
最新の投稿
- お知らせ2024年12月28日2024帽子小屋ダイジェスト
- お知らせ2024年12月14日オンライン講座の募集締切りました
- 帽子教室&WS2024年12月3日オンライン講座募集のお知らせ
- お知らせ2024年11月30日オンライン講座の教材、テンセルってどんな繊維?