身の程知らず(^^;)


ピンクツイード変形ベレー某有名化粧品会社が主催する、「帽子デザイナー原田美砂さん出演のコラボレーション・メーキャップショー」に行ってきた。


迷った末に、ピンクとグレーのツイードにボタンをアクセントにあしらった手作りベレー帽を被って会場へ。ほぼ一番乗りだったので、最前列の中央に陣取るはめになったのには、さすがの私もドキドキ。原田さんが私に気に留めるはずもないのに、自意識過剰な私の中のもう一人の私が、ひどく反応していた。なにせ、憧れの帽子デザイナー原田さんが、新作のステキな帽子を被って私の目の前に座っているのだ。それも壇上とはいえ距離的に1.5メートル位しか離れていない場所に!しかも、「これぞ帽子デザイナーのあるべき姿」ってなカッコよさで登場したのだ。


内容は、原田さんのトークと、ファッションに合わせた帽子の選び方やメークの実演。モデルの着ている服に合わせて、原田さんが新作コレクションの中から帽子を選び、それにあわせてメーキャップアーティストがモデルにメークを施すというもの。


もちろん原田さん自身のトータルコーディネイトもバッチリだ。体のラインがはっきり判る薄いジョーゼットのような素材の黒のミニ丈ワンピースに、膝をすっぽり包んでさらに折り返しのあるピンヒールタイプの黒のロングブーツ姿。背筋を伸ばして立つ姿は、宇宙人のように手足の長い外人モデルと並んでもちっとも負けないカッコ良さ。被る帽子は、フロントにブリムがありクラウンにタックが入ったターバンのようなキャップのようなキャスケットのような・・・とにかく不思議な形なのに頭を美しく包んでくれる柔らかいフォルムをもった黒の帽子。サイドに付いた水玉の大きなコサージュがポイントだ。


更にラメ入りのファンデーションがベールのように輝く肌。凹凸の無い滑らかな肌じゃないと、いくらプロの手を借りたってああは美しくはならない。


女の人が女の人を見る時、それはそれは厳しいチェックの応酬がある事は、女であれば誰でも意識している周知の事実。誤魔化しも言い訳も効かない。とっても怖いのだ。しかし、原田さんはとにかく文句なくカッコいい!


私が大好きな場所“ロンドン”に19年も住み続けていることや、ガーデニングが息抜きだという普段の生活の様子も魅力的。


きっと、庭いじりをする時やご近所ぶらぶらする時は、よれよれのTシャツにオーパーオールとか、安全ピンで留めた穴の開いたセーターにスキーパンツとかに違いない。いや、これは原田さんへの私の願望。NYやTokyoに比べてちょっと流れが遅く、精錬されていると言うよりもトレンドなんてどうでもいいってな感じのわが道を行く個人主義のロンドンに住みながら、トレンドをも作り出していける人のオンとオフ。これぞ私の憧れの姿!


こうやって、虚実を含めて理想化され私の憧れの対象そして目標となった原田さん。恐れながら、私も帽子を創り、ガーデニングを楽しみ、ロンドンを愛し、そして普段どうでもいい格好して生活する(実際の原田さんは普段着もキメテルかも。この部分はあくまでも私の創作です。あしからず。)・・・と言う所まではレベルはともかく共通項だ(^^;)?さあて、今夜からは、お肌のマッサージと寝る前のお腹引っ込めとヒップアップ体操が欠かせないぞ~!