フランス帽子ツアーレポートVol.1

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5月の終りから6月にかけて1週間ちょっと

リヨンとパリに行ってきました。

実は、企画展真っ最中だったのだけれど、ギャラ

リーのオーナーに留守をお願いして、先約だった

糸山弓子帽子アトリエのツアーに参加する事にし

ました。

参加者は先生を始めアトリエのスタッフさんや帽

子教室の生徒さん。総勢12名とは言え、2泊3日

間のリヨン滞在以外は行きも帰りもホテルも行動

もバラバラな自由で気ままな旅でした。

今回の帽子ツアー1番の目的はリヨンの「帽子博

物館」を見学する事。リヨンでのツアーハイライト

を5回に分けてレポートします。

 

★まずは、旅支度。

今回は企画展準備に押され、旅用帽子になかな

か手が付けられず、出発ギリギリまで針と糸を手

に格闘していました(^^;)でも、その甲斐あって、

旅の楽しみが倍増しましたよ~!

 

1つ目は、リヨン在住のお友達に可愛いカクテ

ハットをひとつ。オシャレで可愛い彼女ならカクテ

ルハットも被りこなしてくれそう!イチゴ型ベー

に、チュールにオレンジ色の木が刺繍されている

生地をかぶせ、さらに刺繍やスパンコールで味付

けし、周りをグログランリボンで包みました。

白いホワホワの羽をつけて、出来上がり!ケーキ

みたいで、気分はパティシエでしたよ(^^)

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2つ目は、同行するJ氏のための、折りたたみOK

なソフトハット。ベースは出来ていたのだけれど、

飾りリボンがなかなか決まらず手こずりました。

何度色々なリボンを合わせてみても地味だったり

和テイストになってしまったり・・・。最終的に、エル

メスオレンジ色の肉厚滑革にこげ茶の細い皮ひも

を両サイドに編みこんで完成!

彼は、もうひとつ北欧っぽいブルー系のプリント生

地で創ったハンチングを持参。違った形の帽子が

あると、着こなしが楽しめますものね。

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そして3つ目は、自分用。

なのに新作間に合わず(* *)

でもどうしても何か欲しいわけです!

そこで、手持ちの材料で出掛けに30分で完成さ

せたベレーが、実は旅先で大活躍(^^)v

まず、手持ちの黒いベレー帽のエッジの部分に黒

の綿レースを巻いて、その上に5センチ位の間隔

で黒っぽいボタンを適当に付けていったのです。

ボタンの素材や大きさはマチマチ。とにかく時間

が迫ってましたからね。あんまり深く考えてる暇は

ない!でもそれが良かったみたいです。まるで、

お腹がすいている時に冷蔵庫にあるもので適当

に創った簡単料理が最高に美味しかった~!っ

て感じですね。

私は、このベレーと生成り地に刺繍&ボタンをちり

ばめたハンチング、グレーにピンクが少し入った

チェックの生地で出来たキャスケット、そしてお気

に入りの黒のベルベットに刺繍とブルーの羽が付

いたカクテルハットを持って、いざフランスへ~!