ちょこっと刺繍

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最近、わたしの中で刺繍熱が復活!

 

依頼された帽子をイメージするとき、形よりも先に刺繍

された図柄が頭の中に現れることがよくあるのだ。

 

わたしが依頼されてその方のために創る帽子は、あく

までも日常的に被ってもらいたい帽子。だから味付け

にプラスされる刺繍も奇抜なものでは全くない。

 

前回紹介した現代美術の作品のように、ヌード写真に

針を刺したり、裏糸を長~く伸ばしたままにしたり、夜

警をしながらこっそり刺繍することに表現手段を見出

すようなコンセプチュアルなニードルワークとはほど遠

いもの。体操着の名前だったり、お弁当包みの熊のワ

ンポイントだったり、フェルトのマスコットのおどけた顔

だったり・・・そんな素朴で純粋なちょこっと刺繍。

ご依頼いただいた方、ご安心を・・・(^^;)

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何を作るにしてもそうなのだけれど、刺繍は作り手の

心模様が最も試されるニードルワークのひとつだと思う。

ただただ静かにひと針ひと針刺していくという作業。

自分が愛に満ちていればその愛だけがチクチクと

縫いこまれていく。

 

そんな作業を自らしたいと思っている今日この頃。

これは結構精神的にも落ち着いて楽しんでいる証拠。

自分で言うのもなんですけれど・・・ね(^^;)


 


写真は上から~


         
ハンチングご希望の彼女は、すばらしく美しい線で

物の形を捉えることの出来る方。猫ちゃん大好きで、

見せていただいた猫のドローイングに「刺繍したい!」

と思わずこちらから提案。今では頭に猫ちゃん載せて

歩いてくれています。

 

         
8月始めに初個展だったLotus Ray Photograph

楽遊庵さん。個展の題名は「愛する蓮の世界」。会期

中被っていただけるよう、水面に浮かぶハスのイメー

ジの刺繍入りです。楽遊庵さんのラブハスパワーが一

層高まってくれたのなら嬉しいのですが。

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南武線久地駅からすぐのCAF��院屬燭泙蠅弌爾襦�

TEL:044-813-5248)。オーナーさんがお店で被る帽

子をとのご依頼。ゆったりした時間が流れるスペース

でイベントや展示も自由にさせて頂けるとのこと。

そんな自由さと楽しさを出したくて、色々なモチーフが

入った楽しげなプリントの生地を使用。

ブリムに入ったお店のロゴはもちろん刺繍です(^^)v