ミシンのトリセツ

かれこれ6~7年の付き合いになるこのミシン。
ポータブルなサブミシンが欲しくて、家庭用のシンプルなものをと選んだのだが、今ではほとんどの帽子をこのミシンで作っている。
brother R41-BL
(残念ながら現在は製造中止で、近いモデルはPS401)

このミシンに決めた条件をまとめるとこんな感じ。
・直線縫いが美しいこと。
・ジグザグ縫いが出来ること。
・フリーアームに出来ること。
・フットコントローラ付き。
・音がうるさくない。
・安定感ありつつ軽量であること。
・手元ライトあり。
・糸通し機能付き。

※直線縫いが美しいのはもちろんのこと、ジグザグを使えばロックミシンの代わりにほつれ止めも問題なく出来る。

※球状に近い形の帽子を縫うには、広い平面作業テーブルよりも腕ミシン状のフリーアームの方が断然使いやすいし、曲線を縫うことがほとんどなので、フットコントローラーを使うことで両手はいつも開けておきたい。

※イベントや出展に持っていくことも多かったので、静音と軽量はマスト。

※手元が暗くてはミシン目も見えないし、イベント先で針穴に糸通しで苦労する姿はちょいとみっともないしストレスフル。(人前ではちょっとカッコつけたい気持ちはまだ健在^^;)

と、あえてあまり機能の付いていないシンプルなものを選んだこのミシンが大正解で、今でも大活躍なのである。



しかし、どんなに文句のつけどころのないミシンでも全く問題がないわけではない。

厚物を縫う時のスタートに苦労することが時々あるのだ。

こんな時はちょっと力を入れて生地を引っ張り気味にしてエイッとフットコントローラーを踏み込む!それでも上手くいかないこともしばしばで、縫い始めから布の裏に糸玉がグルグルに出来てしまう。出鼻をくじかれた感覚と糸をほどくロスタイムで、ちょっと気が滅入ったりする。

6~7年の付き合いになるこのミシンのことは良くわかっているつもりだったけれど、思うところあってミシンの取扱説明書を開いてみた。すると「上手にぬうコツ」というページがあって、そこに「厚い布地をぬう/縫いはじめに段差があって布地を送ることができないとき」のアドバイスが乗っているではないか!!

答えは、布押えの横に小さなボタンがあって、そのボタンを押すと縫いはじめだけ押えが浮いた状態になって厚物でも難なく進むことができるというのだ。
そんな機能がついていたとは!?

早速やってみた!
見事なくらいスムーズにスタートすることができたのである!!

こんなことなら、もっと早く取扱説明書を読んでおけばよかったとも思うが、ちょっと遅かったとはいえ知ることができてよかったよかった!
きっと、今までの私の力業はミシンにとってもストレスだったに違いない。
まだまだ、このミシンにも現役でいてほしいからね。

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世の中「夫のトリセツ」や「妻のトリセツ」など、トリセツばやり。

相手を力づくで抑え込んだとしても、それはその時だけのことで、そのしわ寄せはストレスとなってジワジワと関係性を悪化させるだけ。そんなことになる前に、相手のことをよく知って、心の準備やアプローチを変えることで、お互いストレスなく毎日が穏やかに過ごせるようになれば、もっと仲良くなれるという指南書らしい。

こっちの方も、読んでみようかな?
もっと仲良くなるためにね(^0-)・・・★